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設計・施工・仮設工事 キクチ建築 秋田県山本郡八峰町字浜田59番地 0185-77-2532

 e-mail:kikku01@gol.com

代表 菊地 文義

昭和45年6月13日 札幌市 早朝  小雨

気持ちよく寝ていた下宿先、

「ふっちゃん、お父さんが倒れたからすぐに帰りなさい」

突然と、お世話になっていた会社の社長さんが訪れ特急列車の切符を手渡されました。

 

札幌駅まで送ってもらい立ち席のまま一路秋田へ。大工見習い2年目、給料はおこずかい程度、途中パンを一個だけ食べ、

いつもは楽しいはずの青森行き青函連絡船なのに、周りの話し声も耳に入らないまま父の元へ

     「なんで帰ってきた」

それが父の最期の言葉でした。

 

公衆電話の思い出

当時は公衆電話が多く、父が入院していた病院の近く、坂を上ったところに公衆電話がありました。        

今のガラス張りの電話ボックスと違い、当時は丸みを帯びた金属製の箱で入り口と両側に小窓が付いたその中で姉に連絡したのです。

 

看護士として病院で働いていた姉に、

      「先生が、大きな病院に移せばどうにか助けられるかも知れないって言ってたよ」

そのあとの姉の言葉

職場で多くの人たちを見てきた姉の言葉は私にとって、非常に現実的であり過酷な一言でした。

脳卒中で倒れた人が後々どのようになるか、姉にはしっかりと覚悟が出来ていて、率直にそれを私に伝えたのでしょうが・・・

思わず涙が溢れ出し、

     「このまま親父を・・・」

言葉になりませんでした。

今、その場所に電話ボックスはありません。しかし、そこは思い出深い場所です。

看病の甲斐も無く一週間後、父は他界・・・

 

父の葬儀を済ませしばらくして、母から借金が残っていると告げられました。

私たち子供たちをを育てるために使ったお金であったのでしょう・・・。

 

    夢をあきらめることなく

 

一ヶ月ほど休ませてもらいましたが、また連絡船で札幌へ向かいしばらくの間、以前と変わらないような生活が続きましたが、

「お金が無い」 「母も大変だろう」 その思いは頭から離れたことがありません。

友達が 「今度車を買うんだ」 「あそこに旅行に行ってきたんだ」 そんな話を聞くたびに、肩を落としていました。

当時の風潮がそうであったのかなぜか寂しい歌、悲しく聞こえる歌  そんな歌しか思い出にありません。

 

    私の家

 

 私の住んでいた地域には、屋根に玉石が載った家があちこちにあり、それが普通に見えていたものでした。

余談ですが、当時の友達が、高級スポーツカーを買い、自分の家の前に駐車し、屋根からその石が落ちてきて車の屋根がへこんでしまった・・・

そんな笑うに笑えない出来事がありました。

 私の家は、昭和初期にもらい火事で焼けてしまい、その後建て直していたので少しばかり程度が良かったようです。

それでも、屋根は板葺きにコールタール塗り、外壁は杉皮張り、窓は木枠のガラス窓でした。

家の中は、床、壁、天井に至るまで全部杉の板・・・、

そうです。今でいう、天然素材を使った健康住宅(?)です(笑)

床には、花柄模様のカーペットが敷かれ、風通しが良い我が家は季節風の吹く頃になると、床下を通った風でたびたびカーペットが膨れ上がったものです。

冬の暖房はもちろん薪ストーブ。

冬以外の季節でも、暇を見付けては冬の準備。

家の裏はすぐ海なので、そこで薪割りをしていると釣り人がたびたび訪れ、うらやましく思っていたものでした。

 

     楽しい我が家

 

 大工見習い期間を無事に終え、生まれ故郷に帰ってきて、私、母、祖母の3人暮らしが始まりました。

父の他界後、家族の互いを思いやる気持ちは強くなっていると感じている頃でした。

 後に、祖母も他界。40代から女手一つで私たちを育ててくれた母との2人暮らしが続きました。

粗末な家で、貧乏暮らしでしたね・・・

当時のご馳走はシーフードカレー。  なんてね。意外とおいしいかったですよ。思い出深いレシピです☆

 

 親子2人の生活が2年ほど続いたある日、仕事仲間でもある友人が、ある女性を紹介してくれました。

心の中から 「 楽しい 」 と感じられ、 その後、どうにか私も 結婚 することが出来ました。

 子供たちにも恵まれ、家こそ粗末でしたが幸せでした。

仕事を終えて帰ると子供たちが駆け寄り、妻が笑顔で迎えてくれます。

 

 高級住宅ではなくても、幸せに暮らせます。  子供たちも立派に育てることが出来ます。

  「家族そろって仲良く暮らしたい」

その気持ちこそが幸せにつながるのだと思います。

設計・施工・仮設工事 キクチ建築 秋田県山本郡八峰町字浜田59番地 0185-77-2532

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